警察の鑑識員にはどのようにしたらなれますか?
鑑識員になるための進路は、二通りあるようです。
一つ目は、警察官採用試験に合格して警察官となり、経験を積んだ後に、任用試験を受けたり、人事異動で鑑識係に配属されるなどして鑑識員になる方法です。
TVドラマなどに出てくるような、実際に事件現場に出て、現場保存をしたり、指紋や血液を採取したりするのはこちらの鑑識員の場合が多いようです。
都道府県によって、鑑識員の任命方法は異なるそうですので、詳しくは就職を希望する都道府県の警察に問い合わせてみてください。
二つ目は、最初から専門の採用試験を受けて、専門職の鑑識員(科学捜査研究所の研究員など)として採用される進路です。研究員は警察官ではないため、警棒や拳銃などの所持許可や逮捕権などはないそうです。
事件現場に出動するのかどうかは、部署によって異なるようで、専門家の目で分析試料を探す必要がある部署の鑑識員は、現場に出ることもあるようですが、そのような必要がない部署の鑑識員は、持ち込まれた試料の分析などを主に行うようです。
これまた、都道府県によって、専門職採用試験が実施されているのかどうか、何という名称の試験を受ければよいのか、などは変わってくるそうですので、詳しくは就職を希望する都道府県の警察に問い合わせてみてください。目指す鑑識技術によって、進むべき大学の学部・学科も変わってきますので、事前に十分な情報収集をしておくことをおすすめします。
2011年03月更新