専門学校に入学して、音響に関する知識を身につけたとしても、必ず音響関連の職業に就けるとは限りませんよね? その場合、専門学校で学んだことすべてが無駄になるのではないか、と不安になってしまいます。
あなたの悩みはほとんどの学生が共通して持っている悩みです。
防衛大学校のように入学=任官(就職)となる学校以外では、どこの学校を卒業しようとも、確実に望みの職業に就ける保証はありません。音響の仕事に限らず、公務員を目指す場合でも、ファッション関係の仕事を目指す場合でも、あらゆる場合に同じ種類の悩みがつきまといます。
現在、実際に音響の仕事に就いている人達も、皆、同じ悩みを乗り越えて夢をつかんだ人ばかりです。逆に言えば、そのような不安の中でも、あきらめずに勉強や努力を続けられる人でないと、望みの職業に就くことは難しいと言えるでしょう。
もし、専門学校に進学して、将来の進路を絞ってしまうのが不安なようであれば、大学の音響に関係する学科に進学して、そこから音響の仕事を目指すという進路もあります。実際、大学時代にライブハウスや音響会社などでアルバイトをして、そこから正社員への道を切り拓き、PAエンジニアなどになった人も珍しくないようです。
大学を卒業しておけば、目指せる職業の範囲が広がりますので、望み通りに音響の仕事に就けなかった場合でも、大学で学んだことを活かせる別の仕事に就ける可能性が高くなります。
音響関係の仕事は、力仕事も多く、かなりきつい内容のもののようですので、今の内から音響の仕事についてよく調べておいて、どのような仕事があるのか、どのようにすれば就けるのか、といったことをあなた自身で調べてみてください。
2013年02月更新