私は高校3年生の夏休みも終わろうとする今になるまで進路を決められずにいました。 最近になって、ようやく興味を持てること(日本史・文化史)を見つけられたのですが、今の学力では志望大学には到底合格できそうもありません。 このような場合、最初から浪人することを考えて良いのでしょうか。
最初から浪人することを前提にしてしまうと、現役時代の勉強がだらけてしまいがちになりますので、現在の学力はどうあれ、現役で志望大学に合格するつもりで受験勉強をしていくと良いと思います。
仮に現役で合格できなかったとしても、現役時代に受験勉強のペースを確立しておけば、浪人後のスタートダッシュが楽になりますので、現役生や準備の整っていない浪人生に対してかなり有利な立場に立つことができます。
毎日一定時間の勉強をすることを習慣づけるのは、予想以上に大変なものです。
実際、私も在学していた高校の自由な雰囲気や、浪人するのは当然、といった雰囲気にのまれて、だらだらと高校時代を過ごしてしまったため、いざ受験となった時に、勉強する習慣を取り戻すことができず、現役時代はもちろん、浪人してからも非常に苦労したものです。
そのような失敗をしないためにも、今の内から少しづつ毎日の勉強時間を増やすようにして、受験体制を整えていくことをおすすめします。
また、私立大学の文系学部などを目指すのであれば、一般入試の試験科目数が2~3科目と少なく、暗記によって安定した点数を取れる場合が多いので、今からでも現役合格を目指すことは不可能ではないと思いますよ。
浪人については心の底に沈めておくことにして、今はできることからコツコツ始めてみることをおすすめします。
2008年12月更新