外交官になるためには、国家公務員採用Ⅰ種試験と外務省専門職員採用試験のどちらかを受験する必要があるそうですが、この二つの試験は何が違うのでしょうか。 仕事の内容でしょうか、それとも立場やお給料なんでしょうか。
国家公務員採用Ⅰ種試験合格者と外務省専門職員採用試験合格者の違いですが、給与や立場的にも違いはありますが、何より大きな違いは仕事内容となります。
外交官に限らず、国家公務員採用Ⅰ種試験の合格者は、将来、各省庁の管理職や幹部職員となることを期待され、それに見合ったキャリアを積んでいくことになります。
一方、外務省専門職員採用試験の合格者は、特定の国や地域の専門家、あるいは経済、条約等の専門家として活躍することを期待され、それに合った仕事をしていくことになります。
ですので、将来、幹部職員や大使として出世をしていきたいのであれば、国家公務員採用Ⅰ種試験を、自分の持つ専門知識を活かした仕事をしていきたいのであれば、外務省専門職員採用試験を受験して入省することを目指した方が良いことになります。
なお、国家公務員採用Ⅰ種試験も、外務省専門職員採用試験も、難関の国家試験となっていますので、合格するためにはかなりの勉強が必要となってきます。
2008年11月更新