私は将来、海外の貧しい国で看護師として働きたいと思っています。 でも、そのための方法が分かりません。どうしたら良いのでしょうか。
将来、看護師として海外の発展途上国で働きたい、ということであれば、青年海外協力隊に参加してみるのが一番良いと思います。
生計を立てるための職業とすることはできませんが、実際に発展途上国で看護師として働くという貴重な経験を積むことができるからです。また、そこで得た人脈などを活かして、その後のボランティア活動の場や組織を探すこともできるかもしれません。
ただ、青年海外協力隊で求められている人材は、基本的に実務経験者となっていることが多いので、学校卒業後、すぐに働くということはできないと思います。また、青年海外協力隊に参加するためには、応募書類に基づく技術審査、健康診断審査に通った後、面接、実技試験(職種による)、語学試験、健康診断などに合格する必要がありますので、採用の可能性の高い有用な人材となるため、単なる看護師ではなく、保健師の資格を取得することを考えてみても良いかもしれません。その場合、専門学校や短大ではなく、看護大学に進学した方が、様々な点で有利になると思われます。
将来、青年海外協力隊に参加することを希望するのであれば、実際にどのような要請が寄せられているのか、応募から派遣までの流れはどうなっているのか、といったことを青年海外協力隊の公式サイトで確認してみることをおすすめします。
きっと身につけるべき資格や技術、臨床経験の年数などのヒントが見つかると思いますよ。
また別の方法としては、看護師の資格を得て、臨床経験を積んだ後に、国境なき医師団に応募してみるという手もあります。
こちらの進路でも臨床経験や語学力が必要とされますし、書類審査や面談などによる選考もありますので、やはり有用な人材となるよう努力をしておくに越したことはありません。
こちらについても公式サイトを良く調べるなどして情報収集をしておくことをおすすめします。
2008年09月更新