地方大学の医学部に進学しても首都圏で就職することは可能ですか?
地方大学の医学部を卒業した場合でも、首都圏の病院に就職することは可能なようです。
近年では、卒後臨床研修が必修化し、出身大学の医局の影響を受けずに研修先を自由に選ぶことができるようになったため、地方大学の医学部卒業者が研修先として首都圏の病院を希望することも可能となっています。
もちろん、首都圏の病院を希望する研修医は多いため、競争率が高くなることは避けられませんが、やる気と実力さえあれば、十分首都圏で働くことができるわけです。
また、最近、首都圏の医師不足が表面化してきていますので、将来的に首都圏の医師の需要が高まり、より就職しやすくなる可能性もあると思われます。
地方大学の医学部を卒業したことが不利に働くことがあるとすれば、出身大学の医局の影響力を利用できないことが挙げられるようです。後期研修先を探すときなどは、医局の助力なしだと苦労をするという話が聞かれることもあります。
そのため、既に働きたい場所が決まっているようならば、就職を希望する地域の大学の医学部に進学した方が無難であることは間違いないようです。
2008年09月更新