理学部と工学部は何が違うのかよくわかりません。教えてください。
理学部と工学部の違いですが、一般には、理学部は自然界の法則を見出すための基礎研究などの理論的な内容を重視し、工学部はすでに体系化された理論を基にした応用的、実践的な内容を重視するという傾向があるようです。
これをもう少し砕いて言うと、高校時代までに勉強した数学、物理、化学、生物、地学などを「理論として」より深く追究していくのが理学部で、理学部によって実証された理論をベースにコンピュータ、ロボット、建築など「実践的な」物作りの勉強をするのが工学部となります。
この学部ごとの性格の差は、学部の成り立ちの違いによるもので、理学部というものが自然科学の研究や理論化を目指して設立されたのに対し、工学部は発見された理論を現実の生活に活かすための、より実用的な研究と技術者の育成を目的として設立されたため、上記のような学部ごとの性格の差ができたようです。
ただし、これはあくまで一般論ですので、大学によっては理学部でも実践的な研究をしているところもあるでしょうし、工学部でも基礎研究を熱心にしているところもあると思います。詳しくは進学を希望する大学、学部の情報を集めて調べてみるとよいと思います。(すぎもと)
2015年01月更新
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