高3の12月になりますが、過去問はもう今の時期には解かないとダメですか? 過去問は、10年分ぐらい解くとベストと聞いたんですが、そんなに古い過去問がありません。 どうしたらいいですか?
基本的な学力がどの程度ついているかによって、過去問に取り組むべき時期は変わってくると思いますが、遅くとも今の時期くらいには過去問に取り組んでおいた方が良いと思います。
過去問を解く意味として、第一に志望校の出題傾向を知って対策を立てるため、というものが挙げられますので、対策を立てるための時間から考えても、今の時期には過去問に取り掛かっておく必要があるからです。
古い過去問が手に入らない、との話ですが、ほとんどの受験生は市販の過去問題集や大学側がオープンキャンパスや公式サイトなどで配布した過去問題集を使って勉強しているはずですので、同じ大学を受験する受験生同士であれば、差はあまり出ないと思います。
また、過去問を解く意味は、量をこなすことではなく、出題傾向を知ったり、実際の試験の際の時間配分を確かめる(実際に本番と同じ時間で全部の問題が解けるかどうか試してみてください)ことなどになりますので、2~3年分の過去問題しか手に入らない場合でも、それらの目的には十分役立つと思います。
残り期間もわずかとなってきましたので、ラストスパートをかけるつもりで、残りの受験期間をがんばってみてください。
2008年08月更新