進路相談

志望短大の情報を集めていたところ、学科内に教養フィールドとベーシックフィールドというものがあったのですが、これは何なのでしょうか? あと、就職先として印刷・出版会社と書いてあったんですが、印刷・出版会社とは主にどんなことをする会社なのでしょうか?

回答

 各フィールドに関する説明を分かりやすくするために、まず大学における教養課程と専門課程について説明をしておきます。

 日本の大学では、専攻(学部・学科)に関わりなく、広く教養を学ぶための課程として教養課程と呼ばれる課程が用意されています。4年制の大学であれば、1~2年次にこの教養課程を学び、専門課程を学ぶのに必要となる学問的な教養を身につけることになります。教養課程の内容としては、法学や経済学、語学などの教科が含まれることが多くなっています。

 教養課程を修めた後に、学生は専攻に従って専門課程を学んでいくことになります。法学部の学生であれば法学を、工学部の学生であれば工学を、より深く細かく学んでいくことになるのです。4年制の大学であれば、2~4年次に専門課程を学ぶことになります。

 大学の場合は、上記のように教養課程を学んだ後に専門課程を学ぶことになりますが、修業年数の短い短期大学ではそうもいきませんので、両方の課程を同時に学んでいくことになります。

 あなたの志望する短大では、この課程のことを「フィールド」という独自の名称で呼んでいるようです。この短大の公式サイトをこちらで確認してみた限りでは、「教養フィールド」=「教養課程」、「ベーシックフィールド」=「専門課程の必須履修科目」といった位置づけになっているようです。

 印刷・出版会社に関してですが、印刷会社とは、名前の通り書籍や雑誌、ポスターなどの印刷物を印刷する会社のことです。印刷会社の規模によっては、印刷作業や印刷物のレイアウト、デザインを行ったりするだけではなく、印刷技術を活かしてプリント基板などの電子部品の製造を行ったりしていることもあります。

 出版社とは、書籍や雑誌などの印刷物を発行する会社のことです。大手の出版社になると4年制大学卒業者でないと新卒採用時に応募ができない、ということもありますので、大手出版社で編集者になることを目指す場合は、4年制大学に進学した方が良いと言えます。

2008年08月更新

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