4年制大学は女の子の就職には不利だから女の子はあまりいない。普通、短大か専門に進学する、と親から言われました。本当に4年制大学に進学する女の子は少ないんですか?
必ずしもそのようなことはありません。
文部科学省発表のデータによれば、平成17年の4年制大学(大学院含む)の学生数の内、女子学生が占める割合は39.3%となっています。確かに男子学生よりも女子学生の方が少ないのは確かですが、少なすぎる、ということはありません。また、就職率にしても平成17年のデータでは、男性56.6%、女性64.1%とむしろ女性の方が就職率が高くなっています。
ですので、もし、あなたが4年制大学に進学をしたいと思っているのでしたら、その希望が通るようがんばってみてもまったく問題ないと思いますよ。
ただ、学部や学科によっては確かに女子学生が少ない場合もあります。理数系の学科の場合、男女比率が400:1になる場合もあるそうです。ですので、女子学生が少ないと心細い、という気持ちがあるようでしたら、一般に女子学生が多いと言われる人文学系、デザイン系、看護・福祉系などの学部に進学しても良いと思います。
大学や学部・学科ごとに男女比率は異なってくると思いますので、実際の大学の様子を確認したいようならば、大学が開催しているオープンキャンパスなどに参加してみると良いと思います。オープンキャンパスなどでは、大学の先生や先輩たちと直接話せる機会があることが多いので、実際の大学の様子を確認できると思いますよ。
ちなみに親御さんの言われていることも必ずしも間違いではありません。ただし、何十年か前であれば、ですが。実際、親御さんがあなたぐらいの年齢だった頃には、4年制大学に進学する女子学生は少なく、就職も厳しかった状況があったのです。ですが、今では時代も変わり、そのようなことはなくなっています。ですので、もし、あなたが大学への進学を望むようならば、文部科学省が発表している統計資料なども利用して親御さんを説得してみると良いと思います。
2008年08月更新