私は、音楽雑誌ライターになりたいと思っています。 そのため、ライター科のある専門学校に進学しようと思っていますが、きちんと就職出来るのか不安です。 やはり大学の方が就職しやすいでしょうか?
私の友人にフリーライターをしている人が何人かいますが、専門誌系のライターが多いためか、ライターという職業に就くにあたって学歴はあまり関係しなかったようです。
インターネットの個人ニュースサイトなどで評論系や紹介系の文章を書いている内に雑誌の編集者から声を掛けられて、という形や、趣味の知識を活かして編集プロダクションに転職した後にフリーライターとして独立、という形でライターになっているようで、学校卒業後、直接、ライターとして会社に就職するというような形ではなかったようです。
専門学校と大学のどちらに進学した方がライターになりやすいのか、ですが、どちらかが明らかに有利ということはないと思います。専門学校であれば、実践的な専門技術を身につけることができるのに加えて、専門学校の持つ就職サポート制度を利用できる可能性がありますし、大学であれば、ライターとして働くのに役立つと思われる、専門分野以外の様々な知識や広い視点を身につけられるという利点があります。また、時間的な余裕がある分、雑誌編集部でアルバイトをするなどして出版業界に人脈を作れる可能性もあるでしょう。
なお、どういった経歴を経てライターになるにせよ、確かな文章力と特定の分野に関する深い知識、広い人脈とを持っていないとできないのがライターという職業ですので、ライターを目指すのであれば、今のうちから文章の技術を磨いたり、好きな分野に関してとことんまで調べてみたり、色々な立場の人たちと交流を深めてみたりするなどしておくと良いと思います。
2008年06月更新