相談内容｜私は部活をやっているので、毎日が忙しくなかなか勉強をする時間が取れずにいます。今

回答

　大学受験で出題される問題は、基本的には高校までに習った内容となり、センター試験では基本問題＋軽い応用問題が、二次試験（もしくは私立大学の入学試験）では基本問題＋センター試験よりも難易度の高くなった応用問題が出題されることが多いようです。

　応用問題は基礎学力がついていないとまず解くことができませんので、受験本番になるまでに基礎学力をきっちりつけておく必要があります。基礎学力は、高校の授業をしっかりと受けていれば自然と身に付いていくものなので、毎日自宅で勉強する習慣を身につけ、予習＞授業＞復習という流れを作り上げ、授業で習うことを漏れなくきっちりと習得できるようにすると良いでしょう。

　大学受験間近になってくると、志望校の過去問題集を解いていって志望校の問題の出題傾向をつかむ、といった勉強をする必要も出てきますが、それはあくまで基本学力がついてからのこと。高校1～2年のうちは、勉強と部活動など勉強以外の活動を両立させつつ、基本学力を身につけていく期間にすると良いでしょう。

　もっとも、あなたが国公立大学の上位校などへの進学を望むのであれば、高校2年終了時くらいまでに、塾や予備校、通信教育などを利用して、高校で習う学習内容を一通り習得しておく必要があると思います。

　具体的な勉強法に関しては、人によって合う、合わないがありますので、学校や塾の先生に勉強法について相談してみたり、書店の参考書のコーナーなどで勉強法について書かれた本を探してみてはいかがでしょうか。

　高校時代というものは非常に楽しい時期ですので、部活に励んだり、友人たちと遊んだりしていると、ついつい帰宅後の勉強がおろそかになってしまうものです。ですが、一度、毎日家で勉強をする習慣が失われてしまうと、その習慣を取り戻すのに多大な努力が必要となり、いざ受験勉強というときに遅れを取ってしまうことになりかねません。うまく勉強と部活動などを両立して充実した高校生活を送ってください。（すぎもと）

2008年02月更新