新聞奨学生をしながらダンサーの専門学校に通うことはできるのでしょうか?
まずは進学を希望する専門学校の学科が新聞奨学金に対応しているのかどうか調べてみる必要があります。
学科によっては、新聞奨学生の業務と学業の両立が難しいため、新聞奨学金の対象外になっている場合があるからです。
志望学科が新聞奨学金の対象になっているようならば、その学科のカリキュラムを確認しながら、新聞奨学生のスケジュールと専門学生のスケジュールを両立できるかどうか、検討してみましょう。
新聞奨学生は、基本的に朝早く(3時など)起きて朝刊の配達を行い、午後に夕刊の配達を行うことを義務付けられています。また、折り込み広告の準備や集金業務などで夜間も拘束される場合があります。そのため、専門学校の授業を受けられるのは午前中と午後の早い時間となります。
新聞奨学生制度には、奨学金の他に毎月の給料が支払われる、寮や食事の提供を受けられる、などのメリットがありますが、勤務時間などの労働条件により学生の本分であるべき学業が圧迫されてしまうということも起こるようです。
また、学校の所在地によっては新聞奨学生の募集がない場合もあり、奨学金希望者の努力や能力とはあまり関係のない条件で採用か不採用かが決まってしまうこともあります。加えて、多くの新聞奨学生制度は学校卒業まで働くことを前提として運営されていますので、退会しなければならない場合に一括返済を求められる場合もあります。
新聞奨学生制度を利用する場合には、上記のようなメリット、デメリットがあることを理解して利用するようにしてみてください。(なべしま)
2007年09月更新