刑務官や法務教官になるのに身長や体重、視力などは関係ありますか? また、武道経験者でないと就職がしづらい、といったことはあるのでしょうか?
刑務官と法務教官の二つの職業の応募条件を人事院の公式サイトにて調べてみました。
刑務官ですが、平成19年3月28日の改定を受けて、以下のような応募条件になっているようです。
◎身体測定
次のいずれかに該当する者は不合格となります。
○身長が男子160cm、女子148cmに満たない者
○体重が男子47kg、女子40kgに満たない者
○裸眼視力がどちらか1眼でも0.6に満たない者(ただし、矯正視力が両眼で1.0以上の者は差し支えない。)
○四肢の運動機能に異常のある者
また、刑務官には体力検査もあり、以下のような条件となっています。
◎体力検査
身体の筋持久力、瞬発力、敏しょう性についての検査を行い、その内容は次のとおりです。なお、基準に達しないものが一つでもある場合は、体力検査で不合格となります。
○上体起こし(筋持久力)
ひざを曲げ、あおむきに寝た姿勢で、30秒間のうちに何回上体を起こすことができるかを検査します。男子21回以上、女子13回以上を基準とします。
○立ち幅跳び(瞬発力)
立位姿勢から両足踏み切りで前方にどれだけ跳躍することができるかを検査します。男子205cm以上、女子147cm以上を基準とします。
○反復横跳び(敏しょう性)
100cm間隔に引かれた3本のライン上で、20秒間のうちに何回サイドステップすることができるかを検査します。男子44回以上、女子37回以上を基準とします。
一方、法務教官ですが、身長、体重に制限は特になく、体力検査もありません。ただし、視力などの制限はあり、以下のように規定されています。
○裸眼視力がどちらか1眼でも0.6に満たない者(ただし、両眼で矯正視力が1.0以上の者は差し支えありません。)
○四肢の運動機能に異常のある者
また、刑務官と比べて採用試験の際に専門試験を多く受けなくてはならないようです。(すぎもと)
2007年07月更新