私は小さいころから声優という職業にあこがれているのですが、この職業だけで生活できる人はほんの一握りだと知り、きちんと安定した生活の中で声優の道を極めたいと思いました。 そこで、大学に進学して何か役に立つ資格を取ろう!と思い、今は「法学」と「看護」のどちらを選ぶべきかで悩んでいます。看護に関しては、将来的にも需要の高い職業だと思うのですが、自分にはあまり向いていないような気がしてピンときません。それに対して法学の方は看護に比べると魅力を感じるのですが、資格が取れたとしても、将来は約束できない気がして・・・。 何かアドバイスをお願いします。
今の日本で、声優を含めて役者などの生活の保障というのはほとんどありません。ですから「安定した生活の中で声優の道を極めたい」という気持ちは正しいと思います。実際、大学在学中にプロデビューする声優も多くいますので、夢のために保険をかけるという意味で良いと思います。
ですが、あまり興味がわかない分野や好きでない分野で何年も働くのは、とても辛いことだと思います。将来性だけで看護の仕事を選択するのは危険かもしれません。看護の世界はとても厳しく、体力的にも精神的にも大変な仕事だからです。「この仕事が好き」という気持ちがなければ続かないでしょう。そう考えると、現時点で興味を持っている法学の分野のほうが合っているのかもしれません。将来の仕事については具体性に欠ける部分もあるかもしれませんが、声優を目指す傍ら、大学で法学の勉強することを通して新たな道が発見できるかもしれませんよね。進路選択の際には、将来実際に自分が働いている姿を想像してみることもおすすめします。(かわべ)
2007年05月更新