僕は今、高校2年生なのですが、最近、父が重い病気にかかってしまい、今後の進路について考え直さなければならなくなってしまいました。 今まではとりあえず大学に行けばいいや、などと思っていたのですが、実際には大学でやりたいことがあるわけではありません。大学に行くならば受験勉強もしなきゃいけないし、早くやりたいことを見つけて進路を決めないと、とあせってます。
やりたいことがわからないから「とりあえず」という気持ちはすごく分かります。やりたいことを見つけるのって、けっこうむずかしいんですよね。でも、なにかきっとあるはずです。勉強がきらいでも、大学というところは一般教養を幅広く学びながら、専門分野をさらに深く学べるところですので、興味がある分野だったら楽しんで学べると思いますよ。
やりたいことは、まず興味のある仕事から探していくのが近道です。テレビや雑誌に出てくる仕事でやってみたいことはないかとか、身近なところから意識していると見つかるかと思います。
急に想像もしていなかったことになると、混乱しますよね。でも、高校生活はあと半分もあるのですから、じっくり考える時間はあると思います。あまり自分一人で悩まないで、親御さんと本音で話す時間を持つことも大事だと思います。お互いに相手はこう考えているだろうと思っていたことが、実は単なる思いこみで、意外に相手の本心と自分が望んでいることが一致している場合もあると思いますよ。
また、お金のこともそうです。大変なときこそ、話してみれば本当のことが分かることと思います。金銭的な負担について気にしているのならば、奨学金という学費支援制度もありますから、調べてみてください。
あまり思い詰めずに、思いきり好きなことをやってみるとか、気持ちを一新することも忘れないでくださいね。(みつはし)
2006年10月更新