相談内容|私は特にやりたいこともないので、なんとなく、テレビ関係の仕事に就くことができたら

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進路相談

私は特にやりたいこともないので、なんとなく、テレビ関係の仕事に就くことができたらいいな、って思っていました。でもテレビ関係の仕事は忙しくて休む暇がないと聞き、それはイヤだな、って思い、特になれなくてもいいやと思うようになりました。私は楽しく生きられたらそれだけでいいんです。だから進学先も楽しい学生生活を送れる学校なら専門学校でも大学でもいいんです。私は勉強が好きじゃないから専門学校の方が実技が多いし、楽しそうだなって思うんですけど、ドラマみたいなキャンパスライフにも憧れていて、大学もいいなあと思うし……。将来の仕事のことも、進学先のことも、考えすぎて何をしたらいいのか分からなくなってきました。なんでもいいのでアドバイスをください!

回答

 自分が本当にやりたいことを、早く見つけられる人もいれば、なかなか見つからない人もいて、やりたいことが仕事に直結している人もいれば、仕事には関わっていないという人もいます。どっちが正しいとか、偉いとか、そういうことは決めつけられないと、私は思います。

 ただ、もし、本当にやりたいことを見つけてしまったそのときに、ちゃんとそれに取りかかれるように、「準備をしておくこと」だけは大事です。準備をするとは、自分が少しでも、本当にちょっとだけでも興味のあることについて、知識を深めたり、資格を取っておいたりすることです。

 例えば、ちょっと調べてみるだけでも、有益な情報を知る、という準備ができます。テレビ局に新卒で就職するには、一般的に大卒でなければいけませんが、テレビ局に出入りする会社に就職するのであれば、専門学校卒の方がいい場合もあることを知ることができるでしょう。また、専門学校は大学に比べ、確かに机に向かう授業は少ないけれど、就職先は大学よりも幅が限られるのが一般的であることも知ることができるでしょう。

 頭の中で考えるだけでなく、具体的に行動で、そのような準備をしているうちに、漠然としていた「夢」が、はっきりとした「目標」に変化していくものだと思います。そして、いざチャンスがめぐってきたときに、しっかりとそのチャンスをいかす人の多くは、ちゃんと準備できている人です。

 私も、高校生の頃は、将来の夢がはっきりしていなくて、毎日が楽しければそれでいいや、と思っていました。それから高校・大学を卒業し仕事をして、自分の興味が移ろいやすいことや、実際に働いてみないとほんとのところは分からないということを、私自身、思い知りました。そして、将来の夢がはっきりさせたい、楽しい毎日を送りたいというのも、かなえきれない願望として、そのまま残っています。

 ただ、「日々のこころがけ」だけは、高校生の頃よりも、ちょっとだけ成長したように感じています。明日がどうなるか分からないからといってさぼるのは自由だけど、その分のしっぺ返しがやってくるのを、経験して知っているからです。逆に、焦って、夢を仮設定しても、それにはそれに応じたしっぺ返しがきます。

 だから、今すぐに、将来にまっすぐにつながった、確実な進路を決めなくては! と考えなくてもいいと思います。ただ、それに応じた結果がついてくるので、それだけは覚悟しておくようにすれば、だいたいのことは大丈夫ですよ。(すずき)

2013年02月更新

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