私は将来、マスコミ系の職場で働きたいと思っています。しかし、親からはマスコミ系の仕事に就くのは難しい、と反対されています。テレビ局や出版社に入ることはとても難しいのですか?
マスコミ業界は人気のある業界であるため、就職希望者も多く、新卒採用時の競争率が高くなるという状況は確かにあります。また、テレビ局や大手出版社では、新卒採用時の学歴条件を大学卒業以上としていることが多いため、その意味でもマスコミ系の仕事に就きづらい部分はあります。
ただ、マスコミ系の職場といっても、色々な会社や仕事があります。テレビ局や出版社はもちろん、新聞社や広告代理店などたくさんの会社があり、色々な仕事があります。ですので、マスコミ関係の仕事の中にも比較的就きやすい仕事もあると思います。
ですので、今のうちから「マスコミ業界にどんな仕事があるのか」を調べておくといいと思います。
たとえば、出版社の仕事。あなたは、出版社で働いている人はどんな仕事をしていると思いますか? まず「編集」という仕事があります。たとえば雑誌の編集者だったら、企画を立てて、それに沿った記事を書いていきます。取材の段取りを整え、カメラマンやライターの手配をして、納期までに雑誌ができあがるように全体をとりまとめます。ちなみにこの「カメラマン」も「ライター」も、マスコミ業界に関わる仕事のひとつです。
または、単行本などの出版に関わる仕事であれば、作者と一緒にどんな本を出すか考えたり、本を発行するまでの進行管理などを行います。
また、書店営業という仕事もあります。新刊の本などを、書店をまわって置いてもらえるように案内する仕事です。
他にも、いろいろな仕事があると思います。インターネットで調べてみるのもよいですし、学校のオープンキャンパスや体験入学に行ってみると、業界の話が聞ける場合があります。気になる業界や職業については、色々な情報源をあたって調べてみることをおすすめします。(おおたき)
2006年06月更新