私は大好きな気象の知識を活かして人の役に立てる仕事に就きたいと考えています。それで、最初は海上自衛隊への就職を考えていたのですが、防衛大学校はレベルが高いですし、転勤ばかりで大変な気もしてどうすべきか悩んでしまいました。そんなとき、映画の海猿を観て海上保安官もいいなって思ったんです。ですが、海上保安官の仕事には気象に携わる仕事があるのかがよくわかりません。海上保安官になるのと、海上自衛官になるのとではどちらが良いのでしょうか。
海上保安官の仕事は「海の警察官」、つまり海上の治安を守ったり、船の行き来や人の安全を守ったりするのが主な仕事です。陸にいる警察官にも交通安全に携わる人や防犯に携わる人と言ったように、海上保安官の中でも業務は違うようです。
気象に関わる仕事があるかという点ですが、船の行き来の安全確保するため海の気象を監視している部署があるようですので、答えとしては「Yes」です。ただ、「海の警察官」なのですから、海上保安大学校または海上保安学校で専門的な学習・訓練を受けなければならないでしょう。
また、海上自衛隊も海上保安官もそうですが、やはり海に出ることを求められることは避けられないのではないと思いますよ。なので、もし、転勤などのない安定した生活を前提に考えているのでしたら、どちらもかなりハードな選択ではないかと思います。気象は人の生活に関わる大きな要素ですので、人の役に立つ仕事は他にもたくさんあると思います。まだまだ一杯いろんな選択肢があるので、いろんなアンテナを張って夢をふくらませて下さい。(津田)
2006年03月更新