先輩・先生の声

キミへの

先輩からのメッセージ

  • 大学時代、一心不乱に描いたスケッチが、カーデザイナーになる夢を支えてくれた。
    • トヨタ自動車株式会社 / デザイン学部 2018年度卒業
    • 中條 桂佑さん
    • トヨタ自動車株式会社 / デザイン学部 2018年度卒業
    • 中條 桂佑さん

    レクサスデザインに配属になり、現在インテリアデザインを担当しています。僕がカーデザイナーを本気でめざすようになったのは、2年生の終わり頃。自動車メーカーのインターンシップに参加し始めたのですが、そこで周りの他校の学生とのギャップを痛感しました。絵の技術や表現力、アイデアのおもしろさ、プレゼンのスキル。そして、カーデザイナーになるという強い意志。すべてにおいてレベルが高く、衝撃を受けるとともに自分を奮い立たせる転機になりました。それからは、ひたすらスケッチの猛特訓。魅力的な線の描き方、立体の陰影のつけ方などを研究し、1週間で100枚以上は描くことはざらでした。先生やクラスメイト、OBの先輩など、いろいろな人に見せてはアドバイスを頂き、とにかく死にものぐるいで描いて描いて…。その努力が実を結び、第一志望のトヨタ自動車から内定を得ることができました。カーデザインコースの先生方からは、プロのカーデザイナーとして培われてきたデザインプロセスや考え方を、授業だけでなく幅広い場面で学ばせて頂きました。今の僕があるのは、先生方や事務の方々をはじめ、周りの人に恵まれたからこそと、心から感謝しています。
    レクサスデザインでは、車両コンセプトに沿って、各デザイナーがアイデアを出し合うのですが、先輩たちのスキル、発想力はずば抜けていて、いつも刺激を受けます。僕はまだまだ視野が狭いし、自動車の構造やメカニズムなど日々勉強することばかり。それでも、自分が想像したもの、手を動かしたものが形になっていくのは、ものすごく楽しい。そして、企画・営業・設計・工場・販売店など、多くの人たちが力を合わせて1台のクルマを世に送り出し、それが世界中の道を走る。その大きな喜びとやりがいが、この仕事の醍醐味だと実感しています。「一流のカーデザイナーになり、自分がデザインしたクルマが世の中を走る」。大学時代に思い描いた僕の夢は、まだ始まったばかりです。

    掲載年度:2022年

  • アニメ作品を印象づける「色」へのこだわり。その原点は、大学時代に油絵で培った色彩感覚。
    • 株式会社スタジオジブリ / 美術学部 1998年度卒業
    • 西村 由美子さん
    • 株式会社スタジオジブリ / 美術学部 1998年度卒業
    • 西村 由美子さん

    色とりどりに彩られたキャラクターが息吹を吹き込まれ、いきいきとダイナミックに動く……。大学に入学したばかりの頃、映画館で観たスタジオジブリの『耳をすませば』。中学時代から漫画家をめざしていた私は、その鮮やかな世界観に衝撃を受けました。原作も愛読していたので、白黒の静止画で表現された漫画に命が芽生えたように感じて、感動もひとしおだったんです。それが、アニメーションの仕事を志すきっかけになりました。
    入社して2年半は、制作チームでデジタルペイントに携わり、その後、広報の仕事に就いて今に至ります。広報部は、一般のお客様からマスコミまで、あらゆるお問い合わせに対応するスタジオの窓口。映画の宣伝やテレビや雑誌などの担当部門でもあるので、使用する映像や静止画を用意したり、印刷物の仕上がりや文章のチェックなども行います。私はデジタルペイントの経験があることからビジュアル面を担当し、特に色味に関してはこだわりを持って仕事をしています。自分自身がそうだったように、色彩はその作品を印象づける大切な要素だからです。
    私が色彩に対する感覚を養ったのは、やはり名芸で学んだ油絵です。色を重ねたり、表面を削ることで下地の色が出てきたり…。制作過程で変化していく独特の色味が楽しくて、夢中で描きました。今は自分が手を動かすことはありませんが、学生の頃憧れていたスタジオジブリの作品に携わり、美しい色彩をできる限り守り日本中、世界中の人に見てもらうことができる。そんな幸せとやりがいを日々感じています。
    芸大は個性あふれる魅力的な人が多く、圧倒されて自信や勇気を持てなかったり、自分を見失ってしまう時もあると思います。実際に私もそうでした。でも、「自分自身は何を表現したいのか」という軸ができれば、どんな道へ進んでも続けていけるもの。私にとって、それは色彩であり、形を変えながらも好きなことに打ち込んでいるという実感があります。

    掲載年度:2022年

  • 「子どもたちが、苦労に勝る喜びを教えてくれる」ゼミの先生の言葉を、現場で実感する日々。
    • 岐阜県公立小学校教員 / 人間発達学部 2019年度卒業
    • 藤井 千夏さん
    • 岐阜県公立小学校教員 / 人間発達学部 2019年度卒業
    • 藤井 千夏さん

    高校生からの夢だった小学校の先生。1年目は4年生の学級担任になったのですが、コロナ禍のため予測がつかない教師生活を迎えることになりました。2カ月の休校が明け、やっと分散登校が始まってからが大変。授業の遅れを取り戻したり、体育が密にならないよう工夫したり、新米教師の私も子どもたちも試行錯誤の毎日でした。そんな中でよく思い出したのが、名芸のゼミの先生から聞いた言葉。「苦労も多いけれど、子どもたちがそれに勝る喜びを教えてくれる」。小学校の校長を務めた先生が、自身の経験から語る言葉には重みがありました。その言葉通り、子どもたちが笑顔を見せてくれたり、つたない授業でも「わかった!」と言ってくれるのが、すごくうれしくて。学年の終わりに「来年も先生がいい」と伝えてくれた時は、頑張ってよかったと心から思いました。
    私が名芸を選んだのは、教員免許を取得できるだけでなく、保育や音楽、美術にもふれられる環境だったから。芸術あふれる大学でたくさんの刺激を受けながら、夢を叶えることができました。

    掲載年度:2022年

先生からのメッセージ

  • 多様性の時代に、芸術の力を
    • 学長
    • 竹本 義明先生
    • 学長
    • 竹本 義明さん

    “感性”を磨く時代
    名古屋芸術大学の基本にあるもの、それは感性教育です。物事の本質を深く感じ取る力は、芸術以外のどんな分野においても欠かせません。世界の経営者たちは今、MBAよりも、美術館や音楽会に足を運ぶことを重要視し、芸術で“感性”を磨く時代といわれています。それはきっと、現代社会が“知性”だけでは先を見通せない時代だからではないでしょうか。刻々と変化する情勢の中で、より感覚的に時代の動向をつかみ、新たな発想や手法で状況を打開する力が求められているのだと感じています。

    “社会”に必要な力を培う
    芸術大学での学びは、一般的に自分の専門分野を突き詰めていくイメージがあるもしれませんが、決してそれだけではありません。名古屋芸術大学では、2017年に学部の垣根を取り払う「ボーダレス」という大改革を進めました。他の専門分野や領域の知見に触れることは、新たな発想を広げ、これまでにないアイデアや作品を生み出すと考えたためです。
    それから芸術は必ずしも個人だけの活動ではありません。たとえば音楽にはアンサンブルやステージがあり、美術やデザインの分野では共同で作品制作やプロジェクトに取り組んだりもする。他者と協力して一つのものを作り上げる機会は数多くあり、その中でコミュニケーション能力や協調性などが培われる場面も多く見られます。そして、共通の目標に向かって皆が連携しながら各々の役割を果たすのは、社会やビジネスの世界でも同じです。

    “価値”を生み出す場所
    かつて、今ほど複雑で変化と多様性にあふれた時代はなく、わたしたちは正解のない時代を生きています。従来の価値が揺らぎ、行き先も不透明な時代だからこそ、社会のさまざまな場面で新たなものを生み出す“感性”が求められています。まさにそれを育む場所が「芸術大学」であり、芸術に触れて得られたみずみずしい感性や、豊かな発想力は、新しい時代のイノベーションにつながる。芸術大学が社会に果たす役割は、日々大きくなっています。

    掲載年度:2022年

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