超域文化学専修
専修の特徴
超域文化学専修では、広い意味での人類文化誌を学びます。人の移動や情報の交換、文化の変動もめまぐるしい現代社会。この時代にひとつの視点で社会や人間の全体像を見ることはできません。そこで、歴史学以外の方法も自在に取り入れて、新たな複数の観点から人間社会を理解することをめざします。
複数の観点とは、「文化の基層部分に注目し、相対的な視点で、現代社会との関連を解明する」ものです。文化の基層部分とは、民族、慣習、社会制度、言語、技術などで、これらは、国家や社会組織ができる以前から存在し、現在でも人々の生活の多くの部分を特徴づけています。この基層部分への注目と相対的な視点の獲得こそ、私たちが生きている社会でさらに必要になっていく力です。
さまざまな研究分野、研究対象との比較を心がけつつ、時代性と汎時代性、地域文化と汎地域、周囲を見渡せる知恵を獲得し、アクティブかつフレキシブルな人材を育成します。
目指せる資格・検定
- 中学校教諭免許状
- 高等学校教諭免許状
- 司書
- 学芸員
- 社会教育主事