理系 生物・農学系志望の高校3年生です。 センター試験で大失敗をしてしまい、そのショックからまるで点数を取ることができませんでした。 ですが、家の経済事情を考えるとやはり国公立大学に行きたいと思います。 自己採点した点数を元に、自分なりに調べてみたところ、いくつかの国公立大学に合格できそうな学科があることが分かりました。 ただ、最も合格確率が高そうな学科は歯科衛生学科で、今まで目指していなかった学科となります。そのようなところに出願しても大丈夫でしょうか。
センター試験で大失敗、私にも経験があります。私は開き直って私立大学メインに切り換えてしまいましたが……。
さて、国公立大学ですが、可能性が少しでもあるのならば、挑戦してみてもよいと思います。
センター試験自己採点での判定が信用できないのであれば、大学公式サイトで過去の入試データ(倍率や合格最低点など)を確認し、そちらを参考に、二次試験で何点くらい取れば合格できそうなのかを確かめ、それから過去問にあたって自分なりに合否の可能性を判断してもよいでしょう。
過年度入試データの活用法については、進路ナビのコラム「大学入試の基礎知識」の「入試情報徹底解剖-過年度入試データの活用」というページにまとめてありますので、一度目を通してみるとよいと思います。
ただ、本来の志望分野と異なる歯科衛生学科を受験するのは少々考えものです。
他に選択肢がないから、という理由で特に興味のない学科に進んでしまうと、勉学意欲の低さから学生生活がうまくいかず、最悪中退ということになりかねません。
特に医療系の学科は実習などがあるため、かなり学生生活が忙しくなるものです。その分、他の系統よりもストレスが溜まりやすいと言えます。
ですので、受けるのであれば、本当にその大学に進学しても構わないと思えるところに絞るようにしましょう。
また、学費面の都合から国公立大学を目指すということであれば、私立大学で特待生になることをめざすという方向性もあると思います。
進路ナビは学校独自奨学金(特待生含む)情報が特に充実している情報サイトですので、気になる私立大学の奨学金情報を調べ、自分でも奨学生に採用されそうな大学を選んで受験してみてもよいと思います。
2019年06月更新