回答

　将来、専門的な心理系の仕事に就きたいのであれば、認定心理士の資格では不十分ですので、「臨床心理士」か、2017年に関連法が施行された国家資格「公認心理師」のどちらかの資格取得を目指す必要があります。

　実績という点では臨床心理士が、国家資格故の安心感という点では公認心理師が優位だと言えますが、2018年4月時点で、公認心理師はまだ一人も存在していない（資格試験が実施されていない）ため、どちらの方が有用な資格であるのかについては、まだ何とも言えません。

　何にせよ、どちらの資格も指定大学院の修了が一般的な資格試験受験条件となりますので、大学院に進む気がないのであれば、心理系の職業に就くことは非常に難しいと考えた方がよいでしょう。

　また、調べられている通り、心理系の職業は求人が少なく、待遇も不安定で、臨床心理士の資格を持っている人でも、非常勤で複数の職場を掛け持ちしていることが珍しくありません。そのため、進路選択時にその点も考慮に入れていく必要があります。

2019年06月更新