センター試験利用入試を使って、すべり止めの大学を受けようと思っています。 ですが、偏差値だけを見て選ぶ形だと、不合格になる可能性もあるのではと不安になってきました。 すべり止めの学校はどのように選べばよいのでしょうか。
入学難易度の指標として用いられることが多い大学偏差値ですが、必ずしも絶対とは言えません。
実際、偏差値的には問題ないはずの大学にのきなみ落ちてしまうようなことが起きるのが、大学入試の怖いところだと言えます。
ただ、今回のご相談については、センター試験利用入試を使うことが前提とのことですので、一般入試などよりは手がかりを得やすいと思います。
大学の公式サイトなどを調べてみると、過去の入試結果に関するデータが掲載されていることがあります。
そのようなデータから、過去のセンター試験利用入試の「合格最低点」を探してみてください。それに加えて、センター試験利用入試で選べる科目、配点などを確認してみれば、あなたが有利に受験できそうな大学がどこなのか見えてくると思います。
センター試験を利用する以上、問題の難易度はどの大学も同じになりますので、センター試験利用入試の合格最低点は、偏差値同様、入学難易度の手がかりとして有効だと思われます。
ただ、合格最低点は、受験する年のセンター試験の平均点や、隔年現象(大学全体や学部・学科の志願者数が1年ごとに増加したり、減少したりすること)により毎年変動するものです。
ですので、合格最低点から受験する大学を決める時は、過去数年分の入試データをチェックすると共に、対応する年のセンター試験の情報も確かめるようにして、確実を期していくとよいでしょう。、
過年度入試データの活用方法については、進路ナビのコラム「大学入試の基礎知識」にまとめてありますので、時間が取れるうちに目を通しておくことをおすすめします。
2018年06月更新