就職に有利になる大学を教えてください。 大学の特徴のどこに注目すればよいのでしょうか。
就職に有利な大学とは、大学新卒者の採用をする企業から価値が高い人材を輩出していると評価されている大学ということになります。
この場合の「価値」には、大学に入学した時点で与えられる価値と、大学入学後に身につけていく価値があります。
前者は、いわゆる大学のブランドとなります。
伝統がある有名校で、かつ入学難易度が高い大学には、生まれつき勉強ができる人や、相当な努力ができる人達が集まってくるため、そのような大学に入学し、卒業した人であれば、企業が求める能力を持っているはずと見なされがちなのです。
実際にはちゃらんぽらんな人も混じっていたりはするのですが、卒業生の平均的な能力を考えると、外れが少ないという意味で企業から重宝されます。
一方後者は、入学後のカリキュラムにより、学生の価値を高めていく大学となります。
医師や看護師、栄養士、保育士などの有用な国家資格を目指せる大学や、国際感覚を磨くため、英語メインで授業を行う大学、産学連携で実践的な工学を学べる大学など、独自のカリキュラムを持ち、企業からそれを評価されている大学が該当します。
このような大学は、知名度という意味では伝統校に及びませんが、雑誌の「就職に強い大学ランキング」などの特集で取り上げられることが多いので、そのような情報源を元に情報収集をしていくとよいでしょう。
また、近年では就職サポート体制も重要になってきています。
就職サポート体制については、就職実績や就職率などの情報と共に、学校パンフレットなどで紹介されていることが多いので、気になる学校があったら、学校パンフレットを取り寄せるなどして確かめていくとよいでしょう。
2017年12月更新