相談内容|放射性物質の除染や原子炉の廃炉に関わる仕事を目指す場合の進路は?

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放射性物質の除染や原子炉の廃炉に関わる仕事を目指す場合の進路は?

私は除染方法の確立や廃炉の過程を考えたりする仕事に携わりたいと思っています。 実験なども必要だと思いますので、原子力工学分野ではなく、シミュレーション関係から学びたいと思っていますが、思うように大学が見つかりません。 どのように探せばいいでしょうか。教えてください。

回答

 このような場合、とりあえずのゴールである就職先から進路を探ってみるのが早道となります。

 ご質問の内容から、実際に進学先を探す場合の例を挙げてみますね。



■シミュレーション・システムから見つけていく例

 「SPEEDI」はご存知でしょうか。東日本大震災のときにさかんに触れられた「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」のことです。

 このシステムは、日本原子力研究開発機構(旧日本原子力研究所)で開発されたもので、このようなシステムを構築することがあなたの希望に近いかと思います。

 日本原子力研究開発機構の人形峠科学技術センターでは、放射性廃棄物の処理・計測技術の開発を進めているので、大学院研究生として就職するのが一番の近道となるでしょう。

 詳しくは、日本原子力研究開発機構や人形峠環境技術センターの公式サイトを確認してみてください。

 産学連携にも力を入れているようですので、電話やメールなどで連絡を取り、連携先の大学を聞いてみるなどしてみることをおすすめします。



■除染現場からの例

 試しにネット上の検索サイトで「環境工学 除染」というキーワードで検索をすると、実際に除染を行っている企業が見つかります。

 そのような企業のサイトを見てみると、共同研究をしている大学や大学の関連施設(研究所など)の名前が挙げられていることがあります。このような方法で、産学連携を行っている大学を探し、逆算する形で進学先を決めていってもよいでしょう。

2015年04月更新

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