進路相談

小説家になるために進学校から専門学校に進むのは逃げでしょうか?

進学校に通っている高校2年生です。 はっきりとした将来の目標がないためか、生来のなまけ癖からか、最近は勉強に対するやる気が失われ、日々の学校生活を無気力に過ごしています。やりたいこともないのに大学に進むのも無駄なように思えます。 最近、憧れの職業である小説家を目指す方面なら頑張れるのではと思い、小説家養成コースを持つ専門学校への進学を考えるようになりました。 周りの大人に相談してみましたが、学校の先生からは、なれる可能性の低い小説家を目指すより、一般の大学に進む方が現実的だとさとされ、親からは冗談扱いされ、真剣に取り合ってもらえません。 自分はどうしたらよいのでしょうか。専門学校という進路は厳しい受験勉強を避けるための逃げでしかないのでしょうか。

回答

 小説家に限らず、いわゆるクリエイターにとってはインプット(知識の吸収)が非常に重要になってきます。

 とりわけ興味があること、少し興味があること、興味があまりないことなどなど、さまざまな知識や経験を玉石混淆に取り込み、個々の要素を結びつけたり、アレンジしたりしていくことで作品が生み出されていきます。

 特に若い頃に吸収した情報は、クリエイターの作風の核となることが多いので、十代の内に専門的な勉強をしておくことが重要になります。



 専門学校で学べる小説の勉強は、主に小説作法や文章表現の技術など「教えられる」技術が中心となることが多いようです。それはそれで価値がありますが、クリエイターの基礎力となるごった煮の知識の吸収にはあまり向いていない場所のように思えます。



 高校卒業までの時点で、雑多な知識や経験を我が物としており、溢れるイマジネーションを抑えられないようであれば、それをアウトプットする手段を身につけるため、専門学校に進むのもよいと思います。

 ですが、まだまだ知識や経験の量が十分でないようなら、複数の学部・学科を持つ総合大学に進み、さまざまな分野の専門知識に触れ、貪欲に吸収していく方が有益だと思います。



 進学校に在籍しており、上位の学校を目指せるのであれば、なおのこと大学に進むことをオススメします。

 上位の大学であれば、図書館などの設備も整っており、講義内容や周りの学生のレベルも高く、良い刺激を受けることも多いと思われるからです。

 大学は社会人としての基礎力を高めると共に、クリエイターとしての基礎力を高めることもできる場所です。今は無駄に思えても、将来的には必ず役立ったと感じられると思いますよ。

2015年03月更新

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