私は将来、検察官になりたいと思っています。 進路や必要となる資格について教えていただけたら嬉しいです。
検察官になるためには、まず司法試験に合格しなければなりません。
そして、試験合格後、少なくとも1年間の新司法修習を受け、考試(二回試験)と呼ばれる修了試験に合格すると晴れて法曹(検察官、裁判官、弁護士)になる資格が得られます。
検察官を目指す場合は、修習期間中に優秀な成績を取るなどして能力をアピールし、検察庁から検察官として任命される必要があるそうです。
司法試験の受験資格は、法科大学院の修了、もしくは司法試験予備試験合格となっており、大学の法学部を卒業した後に、法科大学院に進むのが一般的な進路と言えます。
司法試験は難関試験であるため、できれば司法試験で高い合格実績を持っている大学の法科大学院に進学することを目指すとよいでしょう。これまでの司法試験の結果から見ると、東大、京大、早稲田、慶應、中央などの大学が司法試験で実績をあげています。
現在、法科大学院は改革の渦中にあり、実績のない法科大学院が統廃合されていますので、進学先選びは慎重に行うべきです。
上記大学の法科大学院であれば、鉄板ですので安心ですが、もう少しランクを落として選ぶ場合は、過去の合格実績などの情報をなるべく多く集めるようにして、できる限り法曹になれる可能性が高い大学院を選んでみましょう。
検察官(検事)や司法試験に関する情報は、法務省の公式サイト(法務省:検事を志す皆さんへ)でも公開されていますので、そちらもチェックしてみることをおすすめします。
2015年01月更新