進路相談

発展途上国の教育支援の仕事をしたいのですが……

私は将来、発展途上国の教育支援や改革をしたいと考えています。 このような場合、大学ではどの学部に進むべきなのでしょうか。教育学部で幼児・初等教育を学ぶべきか、国際学部で国際関係や文化について学ぶべきか悩んでいます。 また、青年海外協力隊以外の形で、発展途上国の教育に関わる方法はあるのでしょうか。

回答

 青年海外協力隊を例に挙げますと、発展途上国で教育支援などをする場合、ボランティアであっても、日本国内で教師として2~3年程度の実務経験を積むことが概ね必要とされています。

 それを考えるならば、まずは教育学部などに進学して、教員免許を得るのが先決となります。取得する教育免許の種類は、派遣国で教えたい教科となりますが、途上国の状況を考えるならば、幼児~小学校教育や理数系の教科などの需要が高いものと思われます。

 このあたりの状況については、海外青年協力隊の公式サイトで要請情報を検索してみれば確認できます。

 また、青年海外協力隊に限らず、途上国での支援活動を志す場合、途上国で必要とされている技術や専門的な知識を持っていることが重要になります。

 国際学部では国際関係学やその国の文化等の知識を深める事ができますが、実際に現場で即戦力になる専門性を身につけるには、特定の専門分野を学べる学部で勉強をした方が有利になることが多いです。そのような観点から考えるならば、教育支援をしたいのであれば、教育学部に進んで「教育学」という専門性を持つことでより活躍の場が広げられるものと思われます。

 青年海外協力隊の公式サイトに、求められる技術レベルを紹介されていますので、進路を決める前にチェックしてみることをおすすめします。

 青年海外協力隊以外で教育に関する支援活動に携わる手段として、国際協力のNGOに就職する方法もあります。

 現在、日本には国際協力のNGOは400以上あるといわれており、世界100カ国以上の途上国で支援活動を展開しています。

 大学の夏休み等の長期休暇を利用して、途上国で教育関係の支援活動をしているNGO団体で短期のボランティア活動を体験してみてもよいでしょう。実際に現地で支援活動を経験することで、改めて自分がどのような教育支援活動をやりたいのかがよりはっきりと見えてくるかもしれません。

2014年06月更新

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