中小企業診断士に興味があります。 この資格は大学生ではなく、実務経験者がとるものだと聞いたのですが、実際はどうなんでしょうか?
中小企業診断士の資格試験合格者の年齢層は、全体の5割ほどが30歳代で、2~3割が40歳代、2割弱が20歳代となっています。
合格率自体は、各年代毎に大きな差はないそうですので、数値を見る限り、確かに実務経験者が受験する場合が多いと言えるでしょう。実際に社会に出て働いている内に、経営などに関する知識が欲しくなり、自己啓発的な意味も込めて受験するという人も多いのだと思われます。
もちろん、大学生でも取得は可能ですが、二次試験で実際の事例を元にした企業診断を行う口述試問が行われることもあり、実務経験のない学生には厳しい面もあるようです。
中小企業診断士の業務内容は、企業での実務経験やそこで磨かれた対人交渉能力などが重要となってくる類のものですので、資格を持っているだけで、コンサルティング会社などに就職や転職がしやすくなるといったものではないそうです。
それを考えるなら、学生時代には無理にこの資格の取得をめざさず、社会人になった後で、やっぱり取っておきたいと感じられるようになってから勉強を始めてもよいかもしれません。
2013年06月更新