相談内容|親の仕事の関係で中学3年生の夏からハワイの学校に通っています。 現在は高校3年

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親の仕事の関係で中学3年生の夏からハワイの学校に通っています。 現在は高校3年生で、卒業したら母のいる日本に帰りたいと思っています。 大学進学も考えているのですが、日本の入試は難しいと聞きますので、受かるかどうかが心配です。 現地の人からは、日本のInternational collegeに行けば?と言われていますが、その進路で合っているでしょうか。

回答

 海外の高校と日本の高校とではカリキュラムが異なるため、海外で教育を受けた生徒が、帰国後、一般入試で日本の大学に入学するのは確かに難しいようです。

 ただ、帰国子女特別選抜という形で、帰国子女に配慮をした入試を行っている大学も多いので、そのような大学を選んで受験するという方法もあります。詳しくは「海外子女教育振興財団」の公式サイトの「国内の学校 帰国子女受け入れ校」を参考にしてみるとよいでしょう。

 なお、大学によって「帰国子女」と認定する条件が異なりますので、志望校を決める前に入試情報を細かく確認しておくことをおすすめします。自分の意志で留学したのかどうかや、海外での通学年数、統一試験の取得スコアなどの条件がありますので、場合によっては帰国子女として認定してもらえない可能性も出てきます。

 また、学校によって選考方法にも違いがあり、提出書類を重視する学校もあれば、学科試験を重視する学校もあります。そのあたりの特徴についても、事前に調べておくとよいでしょう。

 近年、大学入試が多様化しているため、帰国子女特別選抜以外にも、帰国子女が活用できる入試が存在します。AO入試や自己推薦入試などであれば、海外での修学経験をプラス評価につなげることもできるでしょう。一般入試でも、英語圏で学んだ生徒なら、英語の配点が高い(英語単独もしくは英語+小論文などの形式)試験であれば、受験を有利に進めることができます。

 高校卒業が5月ということですので、それからすぐに帰国すれば、日本における学校情報収集の最盛期である6月~8月には十分間に合います。まずは資料請求をし、それで分からない点については、オープンキャンパスなどを利用して、直接、学校関係者に聞いてくるとよいでしょう。

 進路ナビには複数の学校からまとめて学校パンフレットを取り寄せる機能(検索結果画面で学校名の横にあるチェックボックスをチェックしてパンフ請求ボタンを押す)や、各学校の開催しているオープンキャンパス、体験入学などの情報を検索して、直接参加申し込みをする機能がありますので、それらの機能を利用して気になる学校の情報を集めてみましょう。

 なお、進路ナビからの資料請求は一部の学校を除き、送料・資料代共に無料となっています(あくまで日本国内への発送の場合です)ので、費用についての心配なしに資料請求をすることができます(国公立大学など、資料請求が有料の学校の場合、「有料」と画面上に表示されます)。

 帰国後に、International college(インターナショナルカレッジ)を利用するべきかどうかですが、日本語に不自由がない帰国子女であれば、語学学校的な要素の強いインターナショナルカレッジを利用する必要は特にないと思います。

 大手受験予備校の中には、帰国子女向けのコースを用意している学校もありますので、そのような学校を利用した方が、大学に合格できる可能性は高くなると思われます。また、帰国子女に有利になる入試の情報なども入手しやすくなるでしょう。

2013年02月更新

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