助産師になるため、奨学金を利用して進学をしたいと思っています。 学生寮に入るつもりなのですが、家賃や光熱費などの生活費に奨学金を使ってしまってもよいのですか?
奨学金の使い道ですが、支途の制限はまずありませんので、生活費(寮費、光熱費)に充ててしまっても問題はありません(ただし「教育ローン」は支途が限定されるため、光熱費に充てるのは難しいかもしれません)。実際、奨学金の支途として最も多く挙げられるのは「生活費」だという調査も存在します。
ただ、進路ナビ上のコラム「自力進学のススメ」を読んでもらえば分かることですが、奨学金の中には、免除(減免)という種類のものもあり、これは入学金や授業料の支払額を減らしてもらうというものですので、当然、他の用途に流用することはできません。
奨学金について調べる場合は、奨学金の種類(給付、免除、貸与(無利子)、貸与(有利子)など)にも気をつけておきましょう。
進路ナビの「奨学金から探す」機能を使えば、希望条件にあった(学校独自)奨学金を持つ学校を簡単に探せますので、試してみてください。
なお、看護師(助産師)養成施設の中には、卒業後、経営母体である病院で一定期間働くことを条件とした、返済不要の奨学金制度を設けているところもあります。
御礼奉公だという批判もある制度ではありますが、進学費用の工面に悩んでいるようなら、そのような制度を持つ学校を進学先の候補としてみてもよいでしょう。
2012年11月更新