模擬試験の合格可能性判定がA判定やB判定だったら、実際の試験でも受かる可能性が高いと考えて勉強を進めてしまってよいのですか?
模擬試験(模試)の合格可能性判定は、昨年までに模試を利用した受験生たちの合格状況と、模試の結果を用いて割り出されたものとなっています。
進路決定の参考資料としては、ある程度の信用性がありますが、あくまでも参考資料ですので、判定結果を信じきって油断してしまうと、思わぬところで失敗してしまう可能性があります。
大学によって出題形式や傾向、問題の難易度には違いがありますので、その辺りに気をつけておかないと、本番の試験で予想外の問題や出題形式に直面し、焦って実力を発揮できなくなるという可能性もあります。特に、難関大学などでは、普通の参考書や問題集には載っていないような難問、奇問が出題されることもありますので、注意が必要です。
ですので、模試の判定結果を過信せずに、夏休みの間に基礎的な学力を身につけ、秋頃からは赤本などの過去問題集にもあたるようにして、万全の志望校対策を立てていくことをおすすめします。
2011年09月更新