私はディレクターになりたいと思っています。 ですが、ディレクターの前段階であるアシスタントディレクターとしてやっていけるのかどうかが不安です。大丈夫でしょうか。 また、ディレクターになるためには、どのような学校に行き、どのようにすればよいのでしょうか。
TVやラジオのディレクターを目指す場合、放送局や番組制作プロダクションなどに入社して、アシスタントディレクター(AD)から仕事を始め、経験を積んで昇格を目指すのが一般的です。
番組制作の仕事は、かなり体育会系の仕事だと言われており、体力があることはもちろん、精神的な打たれ強さ(根性)を持っていることも重要となります。もちろん、コミュニケーション能力や指導力、発想力や機転の良さも必要とされます。
これらの素養を、自分が持っているのか、あるいは進学後に身につけられるのか、をよく考えて進路選択をしていくと良いと思います。
ADの労働環境があまり良くないというのは確かなようです。
以前、元ADから話を聞いたことがありますが、週に5日間は家に帰ることができず、スタジオの隅で一日数時間仮眠を取る程度の状態で、走り回って仕事をしていたそうです。
この手の話は、ちょっとインターネットを調べればすぐに見つかると思いますので、気になるようならば、あなた自身でも調べてみると良いでしょう。
ディレクターになるために、特定の学部、学科に進学しなければならないということはありません。
ただ、大学の中には、大学の校風やマスコミ対策講座の実施、マスコミ関係のサークルの充実、などの結果として、マスコミ業界への就職に強くなっている大学も存在しますので、ディレクターを含む、マスコミ関係の仕事に就きたいのであれば、そのような大学への進学を目指してみても良いでしょう。
マスコミに強い大学を探す方法としては、マスコミ業界への就職について書かれた本などを読んでみる、インターネット上の検索サイトを利用して「マスコミに強い 大学」といったキーワードで検索をしてみる、などの方法があります。
マスコミに強いと言われる大学には、伝統のある、入試難易度の高い大学が多いので、できる限り、受験勉強に力を入れてみると良いと思います。
専門学校からでもディレクターを目指すことはできますが、大手の放送局は基本的に大卒者しか採用しませんので、専門学校からでは、労働条件が過酷な番組制作プロダクションにしか入れないと考えた方が良いでしょう。それを考えるならば、あなたの場合は、大学のみを進学先と考えた方が良いと思います。
2010年07月更新