学部ってなんですか? 経済学部とか、色々とあるようですけれど……。
学部とは、4年制大学における教育研究上の基本となる組織のことです。
学部は、そこで学べる主な学問分野ごとに分けられるのが普通で、経済学を主に学ぶ学部は経済学部、法学を主に学ぶ学部は法学部、工学を主に学ぶ学部は工学部、などとなります。
学部の下部組織として、専攻分野を細分化した「学科」が設けられる場合が多く、例えば経済学部であれば、経済学科、経営学科などが設置されることが多くなっています。また、学科の下に、さらに細分化された組織である「課程」や「コース」が設けられる場合もあります。
多くの大学は学部制を取っていますが、筑波大学などのいくつかの大学では、学部制を取らず、「学群・学類、学系」制を取っています。もっとも、呼び方はどうあれ、学べる学問分野を中心にまとまった組織という意味では、学部も学群も似た性質のものと言えます。
なお、学部を持つのは、基本的には4年制大学のみとなっており、短大や専門学校の場合は、「学科」が学内で最も大きい教育研究上の基本となる組織となります。
学部、学科、コースの名称は、各学校が自由につけられますので、学校が異なれば、似たような名前の学部・学科でもまったく別のことが学べたり、逆に、まったく別の名前の学部・学科で似たようなことが学べる場合もあります。
ですので、具体的に何が学べるのかを知るためには、事前に学校情報の収集をしていく必要があります。
進路ナビは、その情報収集のためのサイトですので、ぜひ、積極的に活用してみてください。
2010年04月更新