相談内容｜月に10万円程度借りられる奨学金はあるのでしょうか？ 僕は夢を叶えるために上京

回答

　ご存じの通り、学校によって利用できる奨学金制度は変わってきますので、あなたの希望に合った条件の奨学金制度を利用できるのかどうかについては、進学先の専門学校に尋ねてみてください。月に10万円を借りることが可能な奨学金は存在していますが、進学先でその奨学金制度を利用できなければ意味がないからです。

　学費や生活費を工面する方法は奨学金だけではありません。親御さんに教育ローンを借りてもらう、あなた自身がアルバイトする、などの手段もあります。

　まずは、進路ナビの「自力進学のススメ」を読んでみてください。様々な奨学金や教育ローンの情報、下宿する場合の生活費などの情報が載っていますので、必ず参考になると思いますよ。できれば学校卒業後の奨学金返済パターンに関する記事があるパソコン版の「自力進学のススメ」を読んでみることをおすすめします。

　採用条件が緩い奨学金は、多くの場合、貸与型となりますので、卒業後、あなた自身で借りた分のお金を返していかなければなりません。それを考えるのであれば、衣食住の内、食住が保証され、返済不要の奨学金と給料が得られる新聞奨学金も、あながち悪い奨学金とは言えません。

　貸与型の奨学金（＋教育ローン）とアルバイト、（あるようならば）実家からの仕送りで、東京での生活費＋学費をまかなう場合の生活パターンを、現実的な視点から割り出してみて、新聞奨学生を続ける場合の生活パターンと比較し、どちらの方が自由な時間を取りやすいのか、を考えてみると良いでしょう。

　また、専門学校の場合、2年生になるとすぐに就職活動（学科によってはデビューへ向けての売り込み）が始まるため、のんびり青春を楽しむ、などと言っていられない可能性もあります。ですので、その辺りも踏まえて、生活設計をしてみることをおすすめします。

2009年05月更新