ピアノが弾けないと音楽の先生にはなれないのでしょうか?
音楽教師を目指すのであれば、やはりピアノが弾けることは必須条件となります。
私が聞いた話では、音楽教師の教員免許が取得できる、音楽大学や大学の教育学部の音楽科などの入学試験で、ピアノの実技試験が課されることはもちろん、入学後もピアノの演奏をしなくてはならない場面が度々出てくるそうです。
また、音楽大学などへ進学する際にも、ピアノをはじめとする鍵盤楽器の実技試験はほぼ必須となるようです。
大学の音楽関係の学科の一般的な入学試験の内容を書いておきますので、参考にしてみてください。
・専攻科目の実技試験
ピアノ科ならピアノ演奏、声楽科なら歌唱など、専攻する科目の実技試験が行われます。
・鍵盤楽器
ピアノ科、オルガン科などのように鍵盤楽器を専攻科目としている科目以外で行われます。ピアノや電子オルガンなど鍵盤楽器の実技試験が行われます。
・楽典
音程、音階、和音など音楽の基礎知識の試験です。
・ソルフェージュ
聴音、新曲視唱などが行われます。聴音はメロディを聞いて、それを五線譜の上に書き取る試験です。新曲視唱は渡された譜面を見て、譜面通りに歌う試験です。
・一般教養科目
学校によっては実技試験のほかに、国語、外国語、小論文などの筆記試験が行われる場合があります。ただ、音楽大学の場合は、普通、一般教養科目の配点は低く、実技で合否が決定されることの方が多いようです。
2009年05月更新