大学の倍率のことなのですが、新聞などで発表される倍率と実質倍率とに違いが出るのは何故なのでしょうか。
新聞などで発表される倍率は「志願倍率」と言われるもので、実質倍率とは算出法が異なるため、このような差が出てしまいます。
志願倍率は「志願者数÷募集人数」の式で、実質倍率は「当日受験者数÷合格者数」の式で算出されるため、どうしても誤差が生じてしまうのです。
「試験日以前に第一志望の大学の合格が決まった」「当日、体調を崩して試験が受けられなかった」などの理由で、志願者数よりも当日受験者数が少なくなる場合は多いものですし、合格者数に関しても、大学側が、入学辞退者が出ることを考えて募集人数よりも多めに合格者を発表するため、結果として志願倍率と実質倍率の間に差が出てくるわけです。
2008年09月更新