私立の外国語大学に行きたいと思っているのですが、私はあまり成績が良くなく、高1の模試の結果は偏差値40程度となっています。この場合、どれくらい頑張ればいいですか?
人によって、科目ごとの得手不得手や勉強に対する要領の良さ、といったものは異なりますので、あなたがどれくらい頑張れば志望している私立の外国語大学に合格できるのか、を知ることはできません。
ですが、大学受験のコツ的なものは分からなくもありませんので、参考までにアドバイスをさせていただきます。
まず最初に、あなたが志望している大学の学部の偏差値と入試科目を調べてみてください。これは高校の進路指導室など置かれている受験情報誌を読めば調べられるはずです。
大学の偏差値が分かれば、これから受験までの間にどれくらい偏差値を上げなければならないのか、が分かり、受験勉強のゴールが見えてくることになります。また、入試科目が分かれば、どの科目に力を入れて勉強していくべきかが分かるはずです。
私立大学の場合、2~3科目の学科試験で受験できることが多く、外国語+国語、外国語+国語+社会(地歴・公民の中から選択)といった形式になることが多いと思われます。大学によっては大学独自試験の前にセンター試験の受験を必須としているところもあると思いますが、そのような大学を受験しないのであれば、2~3科目を集中して勉強をしていくことで受験対策ができることになります。
学力というものは、自分のレベルに合った参考書や問題集を利用して勉強をしていくことで着実に上がっていくものです。逆に言えば、最初から背伸びをして難しい参考書などを使ってみても、苦手意識を持ってしまったり、学習意欲を失ってしまったりと逆効果になるだけとなります。
現在の偏差値が40ということですので、あなたの場合は、まずは基礎的な参考書や問題集を利用して勉強していくと良いと思います。高校の各教科担当の先生や親兄弟、先輩などにおすすめの参考書や問題集がないか聞いてみた後で、実際に書店に出かけて、自分に合っていると思える参考書や問題集を探してみると良いでしょう。問題集を選ぶ場合は、問題の難易度を確認するのと同時に解答集の解説が丁寧で分かりやすいかどうかにも気をつけてみてください。
また、今の段階で、中学時代に習った内容の中に理解ができていない部分があるようならば、まずは中学の教科書や参考書を利用して復習をし、基礎力を固めていくようにすると良いでしょう。基礎力が身についていない状態で、応用的な勉強をしていっても身につくことはないからです。
まだ高校1年生ということで、実際の受験までは間がありますので、今の時期は焦らずにじっくりと基礎力を身につけていくようにしてみることをおすすめします。
2008年08月更新