私は栄養学に興味があり、かつ英語も話せるようになりたいと思っています。 栄養学科はレポートなどが多く、忙しいと聞きましたので、栄養学科に通いながら英会話教室に通うのは難しいと思います。 栄養学と英会話を両立させるのは無理なのでしょうか?
英語力というものはあくまでも技術ですので、特別な学校や学部・学科に進まなくても、個人の努力次第で高い技術を身につけることができます。
実際、私の友人にも、海外専門のツアーコンダクターになるために、働きながら数年間勉強をしてTOEIC900点以上を取り、無事に希望の職業に就いた人がいます。このことからも分りますように、英語に関して言えば、学びたいという気持ちさえあれば、どこにいても学ぶことができると思います。
ですが、栄養士の資格取得に関してはそうもいきません。
勉強する内容が多い、実習があるなどの理由から、夜間の学校や通信教育では栄養士の免許は取得できないことになっていますので、栄養士になるためには、必ず全日制の栄養士養成施設に進学する必要があります。英語系の学校に進学して、独学で栄養士の勉強をして資格を取る、といったことはできないのです。
そのような事情を考えるならば、まずは栄養士(あるいは管理栄養士)の資格を取ることを第一目標として栄養士養成施設に進学することにし、英語の勉強に関しては空き時間を利用して個人的に行っていく、という進路を取ってみても良いのではないかと思います。
もちろん、あなたが英会話だけでなく、英語にまつわる文化や歴史なども学びたい、というのであれば、大学の外国語学科などに進学してみても良いと思います。ただし、その場合は栄養士の資格を取るのは難しくなると思いますので、あなたが将来、どのような職業に就きたいと思っているのか、ということをはっきりさせてから進路を決めていく必要があると思います。
2008年07月更新