僕は今、東大に進学するか、それ以外の大学の医学部に進学するかで悩んでいます。 学力的には両方とも行けそうなのですが、将来の道をまだはっきりと決めていないため、入学後、進振りによる進路変更の余地がある東大に気持ちを惹かれてしまいます。僕自身、人に感謝されたいという気持ちはあるので、医学部は魅力的なのですが、それ以外の可能性も残しておきたいと思うのです。 東大進学後に医学部に行けるようならば一番良いのですが、さすがにそれは厳しいだろうと考えています。 何かアドバイスをお願いします。
あなたが東大進学後、相当以上に頑張れるのであれば、進学振り分け制度を利用して理IIから医学部に進むことを目指してみても良いとは思います。ですが、その進路を選ぶ場合、理IIから医学部に進めるのは例年10人前後と狭き門になっているそうですので、厳しい道となるのは間違いないと思われます。
それを考えると、今の時点で医学部か東大のどちらかに進路を決めておいた方が良いのは間違いないでしょう。
医学部に進むべきかどうかですが、あなたが医者という職業や医学という学問にどれくらい興味を持てるのか、によるのではないかと思います。他人に感謝されるとうれしいから、という理由でも医者としてやっていくことはできると思いますが、やはり、より強い動機があった方が医者という仕事をするのにあたって支えになるのではないかと思います。
たとえば、私の知り合いの子どもに国立大学の医学部に進学した子がいるのですが、その子の場合、事故で下半身不随になった祖母の治療法を見つけるため、「再生医学」を学ぶことを目的として医学部に進学することを決めていました。
そこまで明確な理由はなくても良いとは思いますが、何かしら具体的な理由があって進学する方が受験勉強にも張りが出て、合格もよりしやすくなるのではないかと思います。
2008年07月更新