新聞奨学金を受けるためには、実家を出て寮生活をしなくてはならないのでしょうか。
一部の新聞奨学会で自宅通学生の制度を持っているところもあるようですが、基本は配属先の新聞配達店から提供される寮での生活となるようです。
寮生活が必要となる理由は、毎朝の朝刊の配達が午前3時~7時、月末の集金業務が午後8時から午前0時ごろまでと、配達店の近くに住んでいないと業務をこなすことが難しいためです。夕刊の配達や集金業務に関しては免除されることがありますが、朝刊の配達は必ず行わなくてはなりませんので、どうしても寮生活が必要になるようです。
新聞奨学金は、住居や食事の心配をせずに済む代わり、卒業を待たずに途中退会する場合に、借入金を一括返済、あるいは借入金から免除額を引いた残高の返済が求められるというデメリットもあります。奨学金を利用するときは、各奨学金制度のメリット、デメリットをよく検討した上で利用することをおすすめします。
各新聞奨学会では、相談窓口を用意していたり、説明会を開いたりしていますので、インターネットで各新聞奨学会の公式サイトをチェックして、そういったサービスを利用して新聞奨学金の詳細について確認をしてみても良いでしょう。
2007年10月更新