相談内容｜管理栄養士と栄養士、違いは何ですか？

回答

　栄養士は、病院や学校などで栄養指導や献立作成を行う仕事です。管理栄養士は、それに加え、職場の運営面についても指導・管理をしたり、栄養士を指導する役目も与えられています。最近では、生活習慣病の発症や進行を防いだり、介護を必要とする高齢者が健康な生活を送るために栄養面からサポートしたり、活躍する場が広がっています。

　また、管理栄養士も栄養士も国家資格を取得する必要がありますが、資格の取得方法にも違いがあります。栄養士は大学・短大・専門学校などの、厚生労働省の指定した栄養士養成施設を卒業すると無試験で取得できます。管理栄養士は、栄養士免許を取得後、実務経験を経るか（実務経験の年数は進学先によって異なります）、4年制の管理栄養士養成施設を卒業することで受験資格を得て、試験に合格すると取得できます。なお、4年制の管理栄養士養成施設で学んだ場合、平成18年度から試験科目が一部免除されることになりましたので、早く管理栄養士になりたいという場合は、管理栄養士の受験資格が得られる4年制の管理栄養士養成施設に進学するのが良いと思います。（おおたき）

2006年08月更新