僕はテレビや映画の映像編集、制作の仕事に就きたいと考えているのですが、どの学部に進学すればいいのか、芸術分野でなくても将来的にその職に就けるのかが分かりません。また、テレビ局や映画製作所などに就職を考える場合、首都圏の大学の方が良いのでしょうか?
映像の編集や制作の仕事に就きたいということですね。
進学先としては、大学の映画学科や放送学科、専門学校の映像編集学科などが考えられます。これらの学科は進路ナビから探すことができますので、見つかった学校の公式サイトを見てみたり、パンフレットを取り寄せたりして「どんな勉強をするのか」を調べてみてください。
映像編集の仕事は、特に資格が必要なわけではありませんから、技術や知識を学べる学校に行かなくても、なれないことはないと思います。その場合、独学で勉強していくことになります。私の知人で独学でPAを学んでライブハウスに就職をした人がいますが、雑誌や本で勉強をし、お金を貯めて機材を揃え、在学中に幾度となくライブハウスで実際にPAを経験していました。ですので、芸術系の学校に行くにしても、そうでないにしても、学生時代からの経験はとても大切だと思います。
また、「首都圏の大学のほうが良いか」という質問ですが、私個人の意見としては、首都圏に出てこれるなら首都圏の大学のほうが良いと思います。私は新潟が実家で、大学進学と同時に上京しましたが、東京に出てきて地方との「情報量の差」に驚かされた覚えがあります。テレビや映画などに携わる仕事の場合、「今」の情報を体感することは大切だと思います。あまり有名ではない映画の上映や、ライブなどのイベントなどを観る機会なども東京が一番多いと思います。こういった刺激や多くの選択肢の中に身を置くことは、映像関係の仕事を目指す場合にプラスになるのではないかと私は思います。
ただ、もちろん首都圏ではない場所の良さもあります。テレビ局も各都道府県にありますし、映画だって、首都圏でないからといって撮れないわけではありません。ですから、あなたの「どこで、どんな仕事をしたいのか?」によって、首都圏のほうが良いのか、そうでないほうが良いのかは異なってくると思います。(おおたき)
2013年02月更新