指定校推薦やAO入試とは一体どういうものなのでしょうか?
指定校推薦とは、私立大学、短大、専門学校が、過去の入学実績や地域性を加味して、推薦入学者を選出する権利を持つ高等学校を指定するものです。指定された高校は推薦する生徒を選出します。推薦された生徒の合格率は非常に高くなりますが、大学、短大、専門学校と高等学校の信頼関係で成立している入試制度ですので、まず高校側に推薦されることがむずかしい入試制度といえます。また、推薦された生徒は、高校の後輩のためにも学校同士の信頼関係を損なうような行動を取らないことを期待されますので、進学後の中退などが心情的に難しくなります。
次にAO入試ですが、学校長の推薦などをほとんど必要とせず、本人のやる気や意欲を重視する入試方式です。推薦入試が受験者の過去を評価する入試方式だとしたら、AO入試は受験者の未来を評価する入試方式といえるでしょう。ですので、高校在学時の学力に不安がある場合でも、十分希望の大学にチャレンジできる制度です。
AO入試では大学側がアドミッション・ポリシーという入学指針を提示します。これは大学側がどういった人に入学してほしいかを示したもので、面談や書類審査、小論文などを通して、受験生がこのアドミッション・ポリシーにマッチしているかどうか審査をしていきます。
さまざまな入試方式がありますが、それぞれの入試の特徴を知ることで、あなたのチャンスは広がってくると思います。(よだ)
2006年06月更新