航空整備士になりたいと思っているんですが、大学に行くか、専門学校に行くか迷っています。どちらに行ったら良いんでしょうか?
航空整備士は国土交通省が認定する国家資格です。取得の方法にはいくつかありますが、一般的には航空会社に就職して実務経験を積んだのち、試験を受けて合格すると取得することができます。
大学なら、工学部の機械工学科や航空工学科などであれば関連する学問を学ぶことができると思います。また、航空整備士を養成している航空専門学校という学校も存在しています。
「大学と専門学校のどちらに行ったらよいか」という質問ですが、インターネットで航空従事者の求人情報を調べてみると、応募資格としては、「大学卒業または航空関係専門学校卒業」となっているところが多いです。ですから、「どちらでないといけない」というわけではありません。
とにかく早く整備士になりたいのであれば、専門学校のほうがよいかもしれません。2年もしくは3年で卒業でき、指定の養成施設の場合は試験の全部または一部が免除されるというメリットもあります。試験の免除については学校によって違いがあるようです。ある航空専門学校では、「学科試験と学内の技能審査に合格すれば実地試験が免除される」と書いてありました。
大学は専門の学問や技術だけでなく、一般教養などを学べるというところがメリットです。また、もし進路を考え直したいと思った場合、方向転換をすることができます。
いずれにせよ、航空会社に就職をすることが第一歩になりますから、ある程度学校が絞られていたら、資料を取り寄せ、行ける距離ならオープンキャンパスや体験入学に参加して、各学校に詳しく聞いてみることをおすすめします。(おおたき)
2006年06月更新