小さい頃から大好きだったお菓子づくり、自然とパティシエの道に
小さい頃から母とお菓子を作ったり、お菓子は食べるのも作るのも大好きでした。いろいろなお菓子を作るうちに、お菓子づくりの魅力や奥深さに引きこまれていきました。高校時代に進路を決める際には、自然とパティシエの道に進もうと考えている自分がいて、迷いはありませんでした。
入社当初はいちごのヘタ取りやケーキにフィルムを巻くといった単純作業が多かったのですが、現在はタルトやシュー、ロールケーキなどの焼き菓子を担当させて頂いています。
大好きなお菓子づくりに奮闘する毎日 将来は自分発のお菓子を提供したい
兵庫県立北須磨高校卒業後、2009年4月、神戸製菓専門学校製菓本科に入学。現在、パティスリー「元町ケーキ」で新人パティシエとして活躍中。
子どもの頃からお菓子づくりが大好きだったという布野絢香さん。専門学校時代の思い出と、憧れのケーキショップ「元町ケーキ」での現在の様子をうかがいました。
小さい頃から母とお菓子を作ったり、お菓子は食べるのも作るのも大好きでした。いろいろなお菓子を作るうちに、お菓子づくりの魅力や奥深さに引きこまれていきました。高校時代に進路を決める際には、自然とパティシエの道に進もうと考えている自分がいて、迷いはありませんでした。
入社当初はいちごのヘタ取りやケーキにフィルムを巻くといった単純作業が多かったのですが、現在はタルトやシュー、ロールケーキなどの焼き菓子を担当させて頂いています。
神戸製菓専門学校に在学中は、現場で必要となる基礎をしっかり学ぶことができました。お菓子づくりの技術はもちろんですが、清掃についても学校でしっかり指導していただいたおかげで、いまの勤務先でも、作業場を清潔にする習慣ができています。私が働くお店はお客様から作業場が見えるので、安心してケーキやお菓子を買っていただくために、常に清潔にしておくことや、作業台をきれいに使うことなどを心がけています。
この職場を選んだのは、学生時代にコンテストで、アメ細工を担当し、自分が作ったアメ細工を、いまの勤務先であるケーキショップ「元町ケーキ」のシェフに見ていただき、あたたかいアドバイスをいただいたのが出会いでした。
そしていま、憧れのシェフのもと、多くのお客様に長く愛されている歴史あるお店で働くことができ、日々やりがいを感じています。
お店では、「子どもが安心して食べられるお菓子を」という初代の思いを大切にしており、私も常にそのことを心にとめて作業をしています。いまは、担当している焼き菓子を、安心・安全できれいに、毎回同じクオリティのもの
を作ることが使命です。
専門学校でも反復実習があり、同じ種類のケーキを何度も作りますが、毎回出来上がりが違うのではなく、商品を作っているという意識をもって、均一な仕上がりになるように練習します。作業をする上で、スピードも大切にしています。単純な作業を続けていると、つい気持ちの緩みが出てしまうこともありますが、どのくらいのスピードで作業を終えることができるかを常に意識し、効率よく進めるよう気をつけています。
また、仕事をする上で大切なことはやはりコミュニケーションだと思います。コミュニケーションを円滑に行うことができるかどうかで仕事の効率も違ってきます。私が心がけているのは、きちんと返事をするなど基本的なことですが、忙しい時でも会話をし、お互いの状況や意志を把握するといった、小さなことの積み重ねが大切だと思っています。
いまは毎日の仕事をしっかり確実にこなしていき、お店の一通りの作業ができるようになることを目標にしています。地道な努力を重ねる日々ですが、お客様から「おいしかった」「ありがとう」といった言葉をいただけると、とても嬉しいです。将来は一から自分のアイデアで作ったお菓子を提供したり、コンテストに積極的に取り組むなど、幅広く活躍できる魅力的なパティシエになれたらいいな、と思っています。