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東京都 私立専門学校
東放学園映画専門学校

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先生・先輩

先輩の声

映画と向き合うなかで出会えないはずの風景と出会ってきた

  • 堤 幸彦さん
  • 映画監督/映画『十二人の死にたい子どもたち』/78年度卒

Q 堤さんはミュージックビデオで映像作家への一歩を踏み出したわけですが、当時の心境は?

僕はもともとバラエティ番組のディレクター。映像表現の確固たる基盤があったわけでもなく、そういう意味では自由だったし、今思うと初期から暴れていったかもしれませんね。さらにいえば20代からの盟友でありプロデューサーの秋元康さんの存在によって、暴れることを要求されていた部分もあると思います。20代、30代から目立っていくためには、突拍子のないこともやり続ける。それは芸人でも映像作家でも同じということだと思います。

Q 『SICK’S』でもキャストの個性が際立っていますが、俳優の魅力を引き出すポイントは?

僕は、ちょっとしたときに垣間見える人間の本質みたいなものを見つけるのが得意だし、大好きなんです。さまざまな役者さんと現場をともにするなかで、その人の意外な一面を発見し、その後の作品でキャラクターへと反映させていく作業は、とてもスリリングで面白いですね。今回も木村文乃さん、松田翔太さんらがそれに見事に応えてくれました。

Q 堤さんにとって映画監督の醍醐味は?

さまざまな風景に出会えることです。それは文字どおり「ここに来なきゃこの夕日は見れないな」っていう風景もそうだし、その人の生き方とか滅多に見られない仕事の現場とか、そういう風景に出会うこともある。映画に携わる人になれば、誰しもそれが日常になっていくんじゃないかと思いますよ。

Q 映画作りをめざす若者たちにアドバイスを!

10代、20代の発想で大人がつくらなかったものをどんどんやるべきだと思うし、今のみなさんにしかできないハチャメチャが絶対あると思う。余裕と時間とチャンスと仲間という学生時代の特権を使って、とんでもないお祭り騒ぎをしてほしいですね。

(掲載年度:2020年度)

『ハイスクール・フリート』で監督デビュー。ずっとアニメに全力投球でした

  • 中川 淳さん
  • アニメ監督/アニメ『劇場版 ハイスクール・フリート』/05年度卒

Q 中川さんが夢を叶えるために、東放学園時代に一番努力していたことは?

当時は年上の同級生が、高い意識でみんなを引っ張ってくれて。そのなかで僕も作品作りに没頭したし、遅くまで学校に残ってデジタルソフトでいろんなことを試していた記憶があります。そこで培ったデジタルのスキルは、僕にとってアニメ制作会社に就職後のひとつの武器になりましたね。

Q 監督デビュー作『劇場版 ハイスクール・フリート』へのこだわりを教えてください。

僕は各カットの美しさを最優先にして、作品作りを進めるタイプ。といっても、この映画では大海原を舞台にした美しい情景描写と、キャラクターが映えるシーンは意図的に明確に分けて演出しています。キャラクターの女の子たちを見せたいシーンは、見やすい画面作りを意識しました。

Q 自分の頭の中にあるイメージを各スタッフに伝えるのは大変ではないですか?

言葉でイメージを伝えるというのは難しいですね。結局、絵を描いて見せるほうが早いから、僕自身は画力を上達させることが近道だと思って努力を続けてきました。

Q 制作進行からこの世界に入って以来、全キャリアを通じて心がけてきたことは?

それぞれの役割に全力で取り組みました。アニメ業界は、わからないことを聞いて答えてくれない人はいないし、自分の努力次第でいくらでも楽しめる世界。選んだ道で全力をつくすこと。それが大切だと思います。

(掲載年度:2020年度)