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【独自調査】新規高卒就職に関するアンケート 調査結果 Vol.2

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株式会社ライセンスアカデミーでは全国の高等学校を対象に、新規高卒就職に関するアンケート調査を実施しました。結果をシリーズで紹介していきます。

Q.就職希望者への指導について、【職業研究】【業界研究】【企業研究】の指導開始学年をお答え下さい。

【職業研究】を開始する学年で最も多かったのは「1年生」で48.6%だった。「2年生」が33.0%、「3年生」が10.6%と続いた。「実施していない」高校は7.9%だった。

【業界研究】は2年生で開始する学校が最も多く、4割近くあった。1年生をくわえると6割を超える高校が2年生までに実施していることになる。実施していない高校は2割以上あった。

【企業研究】は3年生になって実施する高校が69.0%だった。2年生の段階で指導を始める高校も2割近くある。

職業研究は入学後、早い段階から取り組む高校が多い傾向にある。まだ大まかな進路が決定していない時点で実施されている職業研究は、就職希望者に対してだけではなく、キャリア教育の一環として全生徒を対象に実施していると考えられる。企業研究は応募する企業の選定に直結するため、より具体的な企業について調べる必要のある3年生に集中している。

弊社が実施した別のアンケート調査では、2年生で就職指導を開始している高校が多いものの(進路指導に関するアンケート 調査結果 Vol.11)、就職希望者への指導が「十分できている」と回答したのは、わずか4.7%だった(進路指導に関するアンケート 調査結果 Vol.12)。指導しつつも、多くの点で課題を抱えているのが実際だ。

十分な指導時間の確保もまた課題ではあるが、企業説明会や見学会、インターンシップなどを通して職業観を養い、たくさんの情報に触れさせたうえで応募先を決定させたい。そうでなければ、応募の仕組み問わず早期離職の状況は変わらないのではないだろうか。

アンケート結果の完全版は以下からご覧いただけます。
「新規高卒就職に関するアンケート調査」

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