【独自調査】Withコロナ時代の進路指導と進路選択に関するアンケート 調査結果 Vol.3 更新日: 2021年8月5日
高校生のための進路ナビニュース
Q.生徒は進路指導室をどのように利用していますか。
「入学案内やパンフレットの利用」(70.8%)のために進路指導室を活用する生徒がもっとも多い結果となった。次いで、先輩たちが残した受験記録である「受験報告書の利用」(58.7%)、「受験問題集等の利用」(53.2%)が続いている。資料の利用が進路指導室を活用する目的の上位を占めたなか、「先生からの情報収集」(52.9%)や「悩み相談」(49.3%)など、個別のアドバイスのために生徒が活用していることもわかった。
「その他」(9.7%)には、Web出願、自習室としての利用、求人票の検索と閲覧、出願書類の作成、面接指導・履歴書作成などがみられた。
進路指導室を活用する生徒が一定数増えたなかで、その利用目的は実に多様であることがわかる(Vol.2)。
入学案内やパンフレットの利用にくわえて受験報告書の利用が多いのは、面接や小論文等がより重視される総合型選抜・学校推薦型選抜の導入が影響しているのかもしれない。先輩たちの受験報告書は、変わる入試に対して傾向を把握するための貴重な資料になるはずだ。また、経験豊富な先生を頼りにしているのだろう。先生からの情報収集や悩み相談でも活用されているようだ。
進路指導室は資料の閲覧だけでなく、受験や勉強、生活に関する具体的なアドバイスも得られる場所だ。コロナが終息したのちも、充実した進路選択のために進路指導室を利用する生徒がさらに増えてほしい。
アンケート結果の完全版は以下からご覧いただけます。
参考:【高校教員対象】Withコロナ時代の進路指導と進路選択に関するアンケート調査結果(完全版)